№3078 「恍惚の人」今観る勇気

 1973年豊田四郎監督、「恍惚の人」を久々にDVDで見直す。複雑な気分になった。この映画は、73年の正月映画。東宝は懸念していたがそれを裏切る大ヒット。このヒットの裏にはさまざまな要因があったと思う。この当時、まだボケ老人の問題というのは社会問題になっていなかった。姑や舅が、自分がメシをくったかどうかも覚えていない人間のぬけがらになりさらに畳にクソをなすりつけるようなケダモノとなってもなお、人…

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№3077 波の音

      波の音      黒田英雄 深更に浸るはわれのみされどたれ?霊泉寺の湯にひとのけはひが 細々と生き存へしこの寺湯安らぎのみを求め旅人(ひと)訪ふ 曹洞宗の僧侶癒しし霊泉寺凍てつく北風(かぜ)の何故か懐かし 午前十時霊泉寺にて初詣掌(て)を合せるはわれと妻のみ 大晦(おほどし)のイーストサイドスクエアに『てんや』のみ一点営みなせり 掌(て)で頬をさす…

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№3076 怒りこそが「安義素日記」の原点~私だけの記録64~

 「安儀素日記」を長年に渡って書いてきた。その理由は何だという問いを受けた。僕は単純に、それはカスタム(習慣)にしたことと、読者数が毎月1500人前後いることに対する義務感からだと書いた。読者数は、最初のころは月に5000人前後いたのだが、前のプロバイダーが廃業してしまいアドレスを変えた途端に激減した。ただ、1500人前後のかたがたは、依然としてこのブログを読んでくださっている。コアな読者のかた…

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