№3305 国家的犯罪

 西日本の雨の被害にはぞっとする。線状降水帯という爆弾が、日本が敗戦を喫した夏に降り注いでいるということだ。日本の夏は、むごい。毎年のようにこういう災害が国土を襲う。  オリンピックの年、2020年の夏も多分、むごいことになるだろう。たとえオリンピック開催中夏の災厄が起こってもマスコミは報道しないだろう。金メダルが取れただの取れないだのくだらない報道に終始して、その影で起きている本当の悲劇…

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№3304 夏雨

      春雨      黒田英雄 不動産投信(リート)動向語りあひつつ女子行員(こういん)の肌荒れしことに気付きて瞳(め)合ふ 如月のゆふぐれ冷珈(アイス)で右肺(はい)濡らし都心の寒さはそのうち馴れる 看取ること避けられぬゆゑ猫(ペット)飼ふことやめよう車窓(まど)の結露よ 絶え絶えにたすきつなげて選手(ランナー)はうまれたばかりの小鹿となり伏す 冤罪を晴せぬ…

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№3303 有望な歌人が消えていく「塔」~私だけの記録66~

 妻が、短歌の結社の全国大会に出席のため、私一人の夜である。一人になったとき私は、古い「塔」のバックナンバーを読むことを習いとしている。今日たまたま手にしたのは、2005年7月号である。この号は何と、「若葉集」が始まった号だ。なかなかい歌が採られている。しかし、私がいつも思うのは、なんで「塔」短歌会では、有望な歌人に限って消えていくのだろうということだ。この号でも、私が注目した歌人が何人もいるが…

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