№3566 沢尻エリカ→清原果耶

 映画「パッチギ!」を久々に再生する。青春という時代が、駆け抜けるからこそリアリティを持つとすれば、この映画のメインキャストの俳優たちが全て消え去ったことも、まさにこの映画を青春映画たらしめているのかも知れない。塩谷瞬、小出恵介、この二人は、レイプと淫行という男として最低の罪咎によって芸能界を追放された。お前らなー、名作映画「パッチギ!」に出演さしてもらって、役者としてすばらしい体験をしたことを肥やしにせずに、ちょっとモテたと思って女で身を誤りやがってこのバカ。おまいらは「バッチギ!」の登場人物の人生をなぞっとるのか。

 そして沢尻エリカである。今日僕は「パッチギ!」を観ていて、沢尻の初期の代表作であるこの作品の中で、すでに彼女は芸能界を追放される宿命を体現していたのだと思った。この薬物に厳しいご時勢、彼女は二度と芸能界に復帰できないであろう。だから僕は、「パッチギ!」を観て、初期の作品であるにも関わらず、これこそが彼女の遺作だと思ったのである。「パッチギ!」のメインキャストたちはアウトだが、脇役の役者でメジャーになった人もいる。皮肉なものだ。沢尻エリカよ、さらば。

 沢尻エリカが逮捕されたことによって、大河ドラマの濃姫に急遽代役が必要なわけだが、それはずばり、「なつぞら」で好演した清原果耶でべきである。彼女は非常にヴィヴィッドであり、しかも実年齢よりも落ち着いて見える。何より和服が似合う。ぜひ彼女を濃姫として急遽抜擢していただきたい。とにかく、来年の大河が視聴率10パーセント切ったら困る。沢尻エリカよ。永遠にさようなら。

 痩せても枯れてもNHK大河が僕は大好きだ。「龍馬伝」→「江」→「平清盛」→「八重の桜」→「軍師官吏兵衛」→「花燃ゆ」→「真田丸」→「おんな城主直虎」→「西郷どん」、そして「いだてん」。「江」と、「花燃ゆ」の前半部分を除き、すこぶるレベルが高かった。来年の「麒麟が来る」にはめちゃくちゃ期待している。明智光秀の半生は、歴史上の謎なのである。だからこそ脚本家の力量が試される。こたびの大事件を乗り切るためにも、濃姫の代役はぜひとも清原果耶にお願いしたいものである。

 再び言おう。沢尻エリカ様。さらば、愛しき女(ひと)よ。

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