№3285 薄汚い内閣

 いろいろと書きたい話題はあるのだが、今日は、「バクチと寺銭と国家事業と課税と遊行のバランスについて」などと難しいことを考えてみたりする。

 なんとか省のかんとか長とかいう男が、「カジノが合法化されたとして、カジノで儲けた金は課税されるんですか」と聞かれて、「基本課税されるものとお考えいただきたい」と答弁したそうだ。

 諸君、これはひどい。まず、たいていの先進国ではギャンブルは違法なものとされ、その上で、「税金を徴収するためのやむをえない措置」として公営ギャンブルが設置され、麻雀もできなければポーカーも許されない国民は仕方なく公営ギャンブルに興じ、本国においてはなんと25%ものショバ代を徴収されているのである。これはべらぼうな税額であり、日本の財政を支えているのはギャンブラーたちだと言っても過言ではない。皆さん考えてもごらんなさい。一万円の馬券を買うと自動的2500円が国庫に入るのである。こんなんで賭ける側が勝てるわけがない。しかし私は、競馬人生26年、そのうちの4回年間プラスを達成したのである。これは奇跡的なことであり、胴元のJRAとしてはこんな奴がいてはたまったものではないとこの上なく憎む者であろう。

 そもそも、賭博とは本人の自己責任において行われる自由行動なはずである。これが文明国において禁止されているというのは、要するに「禁止しておいて国家が管理し、テラ銭を徴収してもって国庫を豊かにしよう」とう帰納法がもたらした悪法である。およそ税金というのは、酒とか煙草とか、持ち家とか自動車とか、「それがなくても最低限の暮らしはできる」ものに対してかかるものであるが、「それがなくても生きられるかどうか」を決めるのがどうして国家でなくてはいけないのか。中国ではペットを飼うと税金がかかると聞いたことがあるが、そんなこと中国であるなしにかかわらず国家の介入する問題ではないであろう。バクチにしても同じことだ、どんなに糊塗しようとしても、国家の側の「お前らだけで金を回すの許さんけんね」という卑しい根性が透けて見える。それを善悪の問題に帰結させようとする連中の何と薄汚いことか。

 カジノを日本に合法化する、それはいいとして、おそらく入場料の段階で途方もなくテラ銭を取られるであろう。その上、大勝ちしたらしたで税務所が来ると言うのなら皆さん、こんなカジノ行くのは辞めましょう。

 ただでさえテラ銭払って雀の涙のような払い戻し金に一喜一憂している国民から、これ以上搾り取ろうとするな。完全な二重課税であり、二重課税は本国憲法における違法行為である。私はただでさえ毎週25%ものテラ銭を取られてるのに、たまに大勝ちしたからってなんでその上課税されにゃならんのだ。日本は、本当に薄汚い国だ。

生きているというより生き抜いている こころに雨の記憶を抱いて 萩原慎一郎
屈辱の雨に打たれてびしょ濡れになったシャツなら脱ぎ捨ててゆけ 同

この記事へのコメント

  • かおる

    NHKのニュースウォッチ9で萩原慎一郎さんが取り上げられたのを見たばかりです。
    2018年05月31日 21:40
  • ひでお

    萩原慎一郎の歌集「滑走路」を読んでいます。不満なのは、彼が投稿していた頃の秀歌が載っていないことです。角川短歌に載った彼の歌はいいのがおおかったです。もう一度、読んでみたい。彼を最初にネットで取り上げたのはこの僕です。彼のご冥福をお祈りいたします。
    2018年05月31日 23:38
  • かおる

    そうでしたか。彼を評価する歌人として今野寿美さんがお話をしていらっしゃいました。
    まだこれからというときに残念です。ご冥福をお祈り致します。
    2018年06月01日 12:15
  • okinyao

    馬は1万円買うと
    2500円ぶったくられます
    株は1万円買うと
    1万300円もどってきます
    インデックスで買うと
    個別株より有利です
    ブルースは昔のやせこけたロッカー時代ノほうが
    断然かっこいいです
    筋肉は滑稽ですよね
    やせこけて吠えてるのがかっこいいのです
    2018年06月01日 18:45