№2870 ヨイショ集団歌壇の無惨

 僕は、結社に所属している会員がブログをやっていたら、その月の号のいい歌というのを発表すべきだと思う。歌壇広しと言えども、本名かあるいは歌号をそのまま出したブログでそれをやっているのは、私と「短歌人」の伊波虎英だけだ。嘆かわしい。名歌選や秀歌選をやっている人はけっこういるが、たいていは自分の本名や歌号を隠し、「うさぎのうーさん」だの「みけ子のママ」だの(あくまで例として出しただけであってこういうブログがあるわけではありません)などの奇怪な名前でこそこそと選歌をやっている。キミタチ、言っておくが、本名を出さない限りその選歌はまったく意味を持たない。なぜ、本名を堂々と名乗ってブログをやるなり選歌をするなりしないのだ。いい歌を推すというのは、自らの名前をもアピールする絶好の機会である。この歌を選んだのは俺だ! というのをキミタチはなぜネットという格好の舞台で堂々と言うことができないのか。個人を特定されることの何がそんなに怖いのか。大体において、結社誌の選者なんて大した奴らがいねえんだから、会員諸氏は名歌秀歌をピックアップすべく発奮するべきである。それが、ネット歌檀にしかできないことではないか。

 ネットで短歌評論が高まっているなどというのは大嘘である。よく、ネット短歌のことを論ずる歌人がいるが、いったい誰のブログのことを言っているのか、そういう具体名がいっさいない。具体名がいっさいなくて、ネット歌壇が盛んだなどとはどの面下げて言っているのか。例えば、短歌人の会員が短歌人の歌を取り上げている伊波虎英のブログを評価して私のブログを全く無視している。伊波より前から私はやっているのだ。私のブログを取り上げているのは松木秀くらいだ。私のブログに対して、徹底的な批判が起こらない歌壇というのはもう、絶望的なまでのヨイショ集団である。私はしょっちゅう歌壇を挑発しているのに、その挑発に乗る歌人は誰一人としていない。現代歌壇がいかにいい加減かということだ。僕は心から短歌を愛している。だが、この歌壇制度(システム)では、よい歌人を生み出す土壌は希薄だと言わざるを得ない。

この記事へのコメント

  • 工藤吉生

    こんにちは。未来の工藤吉生です。いつも読んでます。
    さっそく挑発に乗りますが、わたしを忘れていただいては困ります。わたしは本名の工藤吉生で2012年から、所属結社誌のみならず、総合誌や歌集からも秀歌選をやっております。「存在しない何かへの憧れ」をよろしくお願いいたします。
    2016年04月30日 18:09
  • ひでお

    た、大変失礼をば致しました。さっそく拝見させていただきます。貴方のような歌人が増えなくては歌壇の活性化はありえません。よい歌を自らプッシュする、そういう気力こそが今の歌壇には必要なのです。
    2016年05月02日 23:56
  • 伊波虎英

    黒田さん、こんばんは。
    前々から僕は、黒田さんにはブログでの挑発だけでなく、
    結社誌でも「三角点」等でどんどん発言してほしいなと思っています。
    黒田さんに「スピーチタイム」を書かせたら
    「短歌人」もだいぶ刺激的で面白くなると思うのに・・・。
    編集委員の中にも黒田さんのブログを知る人はいると思うし、
    依頼がないのが不思議でなりません。ぜひ、誌面でも!
    2016年05月03日 00:10
  • ひでお

    >伊波様
     僕も不思議です。僕ほどの逸材をなんで「塔」「短歌人」は利用しないんでしょうか(爆)。あ、でも、両結社の気持ちはわかります。僕に書かせたら、間違いなく結社誌や選者や選歌にその他その他有名歌人の皆様をぼろくそに言う危険があるからです。て言うか、やるに決まっているだろう(笑)。しかし、そういう僕をこそ歌壇は愛するべきなのです。論争は楽しいではありませんか。伊波さん、これからも短歌人の歌を取り上げ続けてください。
    2016年05月04日 00:04