№3617 「塔」二月号・陽の当たらない名歌選1~暮れてゆく~

      「塔」二月号・陽の当たらない名歌選1 美辞麗句つらねし書状に封をしてこの友なくす覚悟してゐる 大島りえ子 泣きそうでも教師は教師なのだから渡り廊下を音たててゆく 川上まなみ バスケットボールのつれてきた風を合図に午後は放課後となる 大堀 茜 試歩といふ言葉の重み思ひつつ手術後最初の一歩をあゆむ 吉田健一 不惑超えなほ三段目にある力士の何を私は知つてゐるのか 新谷休呆…

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