№3601 「塔」一月号陽の当たらない名歌選1~参観日の母の匂い~

      「塔」1月号陽の当たらない名歌選1 さゐさゐと雨しづむ音 言ひ過ぎた言葉のひとつが暗がりに見ゆ 古賀公子 天を刺し高み高みとのびてゆくわかりあへない森の木々達 國森久美子 贖罪がまはつてるやうなランドリー千円札を細かくくづす 穂積みづほ この国の希望にあふれる未来とか 平たい声の祝辞が終わる 佐藤涼子 「暑いですね」言葉かけ合い身巡りの誰もが同志のようなこの夏 天野…

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