№3573 今は大林宣彦

 僕は現在、366本の旧作邦画のソフトを所蔵している。その日その日によって、なぜその映画を観たいか、理由はちゃんとある。体調万全かつ怒りに燃える日は、大島渚監督作品。女の生々しいリアリズムに裏打ちされた恋愛映画な気分の日は成瀬巳喜男。社会派映画を観て人間世界の矛盾に憤りたいときは溝口健二。清らかな涙を叙情に浸りたい日は木下恵介。情熱的な女のパッションを観たい日は増村保造と吉村公三郎(要するに京マ…

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№3572 「塔」11月号・陽の当たらない名歌選2~シンデレラ伝説崩壊~

     「塔」11月号・陽の当たらない名歌選2 少しずつ祖母の手に似てくる母の手だ 僕はそろそろ家を出ていく 川又郁人 手品師と手品師の結婚式の客席すべて白い鳩たち 鈴木晴香 あきらめることも大事と娘に言えりあきらめることは放たれること 谷口美生 もうあまり泡のたたない石鹸のうすさのようなメールを返す 紫野 春 かんかんと記憶の底の踏切の単線のさき晩夏のひかり 古賀公子 召…

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№3571 日本の男は芯まで未だバカ。

 日本という国は本当にダメだと思う。それは、いまだこの国を牛耳る男どもの発想が貧弱で時代遅れで、どうしようもなく旧態依然であるからだ。僕は今日、ある事実を知り、愕然となった。消費税が10%になったが、ミソとかショーユとかその手の生活必需品の消費税は8%のままである。しかるに。政府は子供を産め産め、少子化対策がどうのこうのとわめいているくせに、育児に不可欠なオムツやミルク、これが軽減税率の対象…

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