№3521 「塔」八月号・陽の当たらない名歌選2~餓死~

      「塔」八月号・陽の当たらない名歌選2 くらげには気持ちがあると主張する子らを照らして月がかがやく 楠 藍 砂場から足跡だけが旅に出て滅びゆくもの見たのでしょうか 梅津かなで 帰りゆく後姿を焼きつけてそのままにする眼鏡のくもり 田島千代 つとつとと雨降り止まず つととつと今日は泣き止む必要もなし 亀海夏子 夫のまえ言荒く子を叱りおり だれかを責めたい夕闇にいる 松本志…

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