№3512 旅の泉1~私~だけの記録77

      旅の泉1 けはしかる地(つち)にも生活(たつき)成す人の年の瀬いくつ越えてゆきしも 川辺の樹凍てさらばへて雪氷柱見つめむ我は旅人として 湯治場の茶店に甘酒飲む客の口重くして晦日は暮るる 黄濁の源泉風呂の冷たさに我驚けば土地人笑ふ 東京より温き陽射しにまどろみぬ伊香保温泉淫靡な湯殿 黄濁の湯に浸りしはかのひとも森雅之と高峰秀子や 「浮雲」の気怠…

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