№3455 「塔」四月号・陽の当たらない名歌選2~帰省~
「塔」四月号・陽の当たらない名歌選2
国民からの許可なく五輪を買つて来た男らの隠(こも)る〈宮邸(みやてい)〉トイレ 河村嘉仁
そうか そうか待っていたのだ冬の蝶君の墓石に羽をやすめて 潮見克子
人は死ぬ、ならば産むのも殺人と言うみみちゃんと餃子を食べる 梅津かなで
臨月のお腹をさすれば産むという選択しかない幸せのあり 王生令子
肉体に宿っていないものなどを思って掬…
「塔」「短歌人」に所属する歌詠みでございます。なんのしがらみもない好き勝手、言いたい放題のブログですので、皆様ご愛読のほどよろしくお願いいたします。