№3272 「短歌人」五月号会員欄秀歌選その156

      「短歌人」五月号会員欄秀歌選その156 老衰とは立派な最期少しづつこの世界から離れてゆけり 清郷はしる 飲食は娯楽にあらずひとの子も なごみしるがくろきすじひく 鈴木杏龍 「母さんは待っています」が便箋の折り目でゆがむ五年目の春 空山徹平 さまざまの器具あやつられ儀式めく手順にすすむ歯の洗浄は 冨樫由美子 山羊として生きた時間と鞄として私の許に来てからのそれ 浅野月…

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