№2752 昔々亭桃太郎の危うさ

 九月二十日放映の「浅草お茶の間寄席」を観て、僕は凍りついた。この番組は毎週観ているが、真打と言っても面白い落語家などはほとんどいない。それでも柳家喜多八を知ることができたのは幸福だった。彼はある種、鬼気迫る負の笑いのエネルギーの迫力で観客を心地よく巻き込む。彼のライブは、また観てみたいと思っている。もう一人面白いのが、昔々亭桃太郎である。彼は古典もやるが、新作落語もやる。三度見ているが、普段笑…

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