№2750「塔」9月号・陽の当たらない名歌選1~クレーン~

      「塔」9月号・陽の当たらない名歌選1 死んだ人を偉いとだれもが言ふ日々を草抜きながらわれは過ごさむ 澤村斉美 クレーンがまぶしき空へのびてゆくわたしいつまで若かったのか 村瀬美代子 朱に染まる高架をゆけばビルの間に患部のごとき陽見えて消ゆ 田村龍平 主張する声の張り聞くぐずぐずの曇り懐かし 御所にいきたし 山内頌子 雨の日に夫が作るのり巻きに生きてていいとゆるされて…

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