№2747 「短歌人」9月号・会員欄秀歌選その124~アイロニーと固有名詞と怒り~

       「短歌人」9月号・会員欄秀歌選その124 目立たない教師が卒業の寄せ書きに「汝ら塵なり埃なり」と書く 牛尾誠三 とおき夜のとおき祠の慟哭のごとき音をあげ過ぎゆく四輪 鈴木杏龍 ヒトラーと呼ばれてやつとこの国の宰相としての仕事ができる 桑原憂太郎 いま一度読みかへす日のさやぐ聞く紙の時代をよきものとして 水原 茜 古き友死なば時間と空間がねじれたように人が集まる 野…

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