№2737 「塔」8月号・陽の当たらない名歌選2

      「塔」8月号・陽の当たらない名歌選2 飛び降りを思いつづけているうちに来月はもう夏至と気がつく 山崎一幸 サロメへの供物のように新幹線の窓枠に首のせて眠りぬ上澄 眠 切開の場所決まりしか手術医の指のふるえが伝わりて来る 久保田千尋 すべり台の下にのがれて雨宿りたぶん記憶にのこるひととき 乙部真実 わたしにもあだ名のあった日々のあり君に見つけてもらいたかった 落合優子…

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