№2729 「短歌人」8月号・会員欄秀歌選その123~暗渠~

      「短歌人」8月号・会員欄秀歌選その123 死の精にあらずやしろき茸あれ微弱なる震(ゆ)れしきりなりけり 松村 威 遠近法はふいに乱れて少女立つ泰山木の記憶を連れて 水原 茜 文庫本読みつつ蕎麦を食う男の力なき頬父と似ており 山田 泉 笹の葉の触れ合う音の心地よさ 無になれぬままわれは写経す 木村悦子 うらわかき音たておちる五月雨の消ゆる暗渠をみつめていたり 松村 威…

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