№2737 「塔」8月号・陽の当たらない名歌選2

      「塔」8月号・陽の当たらない名歌選2 飛び降りを思いつづけているうちに来月はもう夏至と気がつく 山崎一幸 サロメへの供物のように新幹線の窓枠に首のせて眠りぬ上澄 眠 切開の場所決まりしか手術医の指のふるえが伝わりて来る 久保田千尋 すべり台の下にのがれて雨宿りたぶん記憶にのこるひととき 乙部真実 わたしにもあだ名のあった日々のあり君に見つけてもらいたかった 落合優子…

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№2736 会津バカとオリンピックバカ

 今日も日記の予定を変更して書く。なんか俺、本来何を書きたかったのかだんだん忘れてきた(笑)。それほど、リアルタイムで入ってくるニュースに激怒しているのだ。  例の寝屋川のじゃま田工事くん(仮名)のことなのである。彼は少年を監禁したり殺人を犯したりしていないときには、福島で放射能の除染作業を真面目にやっていたわけなのだが、いったい全体何を思ったか、彼が除染作業を行っていた町の行政は、今回の…

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№2735 防犯カメラの絵~「秋立ちぬ」~

 今日も書く予定の日記を変更して違うことを書く。寝屋川少女殺人事件の防犯カメラに映る二人の姿を見て、僕はどうしても昭和35年制作の成瀬巳喜男監督「秋立ちぬ」を思い出さざるを得ないのだ。この映画の小学生の男女も、家庭に重い闇を抱えている。二人が遊ぶ場所は当時の東京築地界隈。当時は埋め立て工事が盛んで、まさにゴミ捨て場をうろうろとしていたに過ぎないのだが、この二人にとってはユートピアだったのだろう。…

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