№2536 「塔」11月号・陽の当たらない名歌選2~ほめられなくていい~
「塔」11月号・陽の当たらない名歌選2
ラーメンはひとりで食べにゆく夫が饂飩のときはわたしを誘う 倉谷節子
しあわせな歌が詠みたい誰からも全然ほめられなくていいから 田宮智美
また別の顔を見せをり花火の日は何かやさしくものを言ふ人 福田恭子
すれちがふこの人「人間(ひと)を殺したい」と思ふてゐるやも知れず 猛暑日 古屋冴子
打つ手なく抗癌剤切るという医師の夫の震える…
「塔」「短歌人」に所属する歌詠みでございます。なんのしがらみもない好き勝手、言いたい放題のブログですので、皆様ご愛読のほどよろしくお願いいたします。