№3262 「塔」四月号・作品一欄 陽の当たらない名歌選

     「塔」四月号・作品一欄 陽の当たらない名歌選 わが乳房板に挟めず苛立ちて胸圧す女技師(ぎし)にニコチン匂ふ 大木恵理子 雨あがりのにおいが好きだ 深く深く目を瞑りいるあなたは森だ 数又みはる われと違う世界を見ている子と思うひとりでいても寂しがらない 荒井直子 力を込めチューブをしぼる底知れぬ怒りとは色を持たぬものなり 金田光世 さ揺がぬイヤリングせる二年目の小池百合…

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№3261 三月月間ランキング~みなの者、名歌選の豊穣を待て~

      三月月間ランキングベスト8 1位 №3238 「真実」1537 2位 №3244 「大歌人黒田英雄」(爆)943 3位 №3247 「「塔」三月号・陽の当たらない名歌選その1~とりとめもなき寂しさ~」874 4位 №3242 「安部晋三と安部昭恵」743 4位 №3243 「短歌人三月号・会員欄秀歌選その154~蛇と猫~」743 6位 №3250 「「塔」三月号・陽の…

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№3260 「短歌人」四月号会員欄秀歌選その155

      「短歌人」四月号会員欄秀歌選その155 冬の蛾を握りつぶしし瞬間にわが地獄ゆき決まりたるかも 古川陽子 こんなにも嘘をゆるして生きている湖にたつ波のかがやき 笠原真由美 日はかなり短くなった役職で呼ぶ慣習を覚えてからは 佐藤ゆうこ 愛の字が咄嗟に書けず葉書から浮いたまんまのペンの先っぽ 小笠原啓太 カテキンは摂れても茶葉の香りせぬ粉末緑茶のごとき論評 田上義洋 必…

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